
AIツールがWikipediaの引用に大きく依存するなか、この格差の重要性は増している一方、仮想通貨専門メディアはWikipediaの編集制度でより厳しい信頼性評価を受けていると報告書は指摘した。
7月15日にCoinDeskが引用したChainstoryの報告書によると、時価総額上位1,000の仮想通貨プロジェクトのうちWikipediaの記事が存在するのは67件にとどまり、Hyperliquidやスイのような主要プロジェクトでさえ、ウェブ上で最も広く参照される情報源の1つであるWikipediaにページを持っていない。 報告書は、過去の仮想通貨サイクルで質の低いプロジェクトを排除するために構築されたWikipediaのフィルタリング制度が、いまでは確立されたインフラまで排除している可能性があると指摘した。 Chainstoryは、この不足が一段と重要になっていると主張する。ユーザーが情報探索にChatGPTのようなAIツールへ依存を強めているためである。報告書はProfoundのデータを引用し、ChatGPTのソースリンクの7.8%がWikipediaに向かっているのに対し、Redditは1.8%、Forbesは1.1%だったとした。またTrakkrのデータでは、ChatGPTの引用リンク上位10件のうちWikipediaが36%、上位100件では25%を占めた。 報告書によると、Wikipediaページの作成には複数段階の審査を通過する必要があり、ボランティアの査読者が特筆性、検証可能性、情報源の信頼性を評価する。承認後のページであっても、管理者の判断または7日間のコミュニティ投票によって削除される可能性がある。Chainstoryはさらに、CoinDeskを含む仮想通貨専門ニュース媒体をWikipediaの指針が概して信頼性に乏しいものとして扱う一方、ReutersやBloombergのような媒体は信頼できると見なされるが、リキッドステーキングや無期限先物取引所のような専門分野を取り上げる可能性は低いと指摘した。