リジェネロン、フェーズIIIのフィアンリマブ・リブタヨ試験開示を巡り集団訴訟に直面

Robbins LLPは、2025年8月1日から2026年5月15日までの間にリジェネロン株を購入した投資家は、メラノーマ試験の不備疑惑とその後の株価下落に関連する訴訟に参加する資格を有する可能性があると述べた。

要約

Robbins LLPは、2025年8月1日から2026年5月15日までの間にRegeneron Therapeutics, Inc.株を購入または取得した投資家を代表して、進行メラノーマを対象とするフェーズIIIのフィアンリマブ・リブタヨ試験の実現可能性について同社が投資家を誤認させたと主張する集団訴訟が提起されたと明らかにした。 訴状は、T細胞上のLAG-3免疫チェックポイント受容体を標的とするヒトモノクローナル抗体であるフィアンリマブに焦点を当てている。フィアンリマブは、2022年半ばに登録を開始した第3相試験で、進行メラノーマに対する一次治療候補としてリブタヨとの併用で検証されていた。原告は、リジェネロンが前向きな説明を行う一方で、試験の予備的な統計学的前提に欠陥があり、実薬群が標準治療に対して意味のある臨床的差別化を達成できておらず、最終的に主要評価項目で統計学的有意差に到達しないことを隠していたと主張している。 訴状は2つの開示を挙げている。2026年4月29日、リジェネロンは第1四半期決算説明会で、無増悪生存期間の解析対象となる患者数を拡大する試験変更を開示し、株価は前日の731.77ドルから686.36ドルへ約6.2%下落した。その後、2026年5月15日の市場終了後、リジェネロンは第3相試験が無増悪生存期間の改善という主要評価項目で統計学的有意差に到達しなかったと発表し、株価は5月15日の698.25ドルから5月18日に629.68ドルへ約9.8%下落した。

用語解説
  • 第3相試験: より大規模な患者集団で、治療法が安全かつ有効に機能するかを検証する後期段階の臨床試験。
  • LAG-3免疫チェックポイント受容体: T細胞上に存在し、免疫応答を調節し得るタンパク質で、一部のがん治療の標的となっている。
  • 無増悪生存期間: 患者の病状が悪化せずに生存した期間を追跡する臨床試験の指標。