カナダ中銀、政策金利を6会合連続で2.25%に据え置き

カナダ中銀、政策金利を6会合連続で2.25%に据え置き

中央銀行は、経済が持ち直しており、インフレ率は3%超でピークを付けた後に鈍化するとの見方を示した。一方で、中東情勢や米通商政策を巡る不確実性は引き続き高いとした。

ファクトチェック
カナダ銀行の公式プレスリリース(「カナダ銀行、政策金利を2.25%に据え置き」、2026年7月15日)は、翌日物金利が2.25%に据え置かれたこと、景気が改善しており、インフレ率(5月のCPIは3.2%で3%を上回る)が2%に向けて鈍化すると見込まれていること、さらに中東情勢の紛争と米国の通商政策が引き続き主要な不確実要因であることを直接確認しており、この主張の各要素と一致する。独立した情報源であるS&PグローバルとMPAは、これが6会合連続の据え置きであると明確に伝えており、2026年6月10日のカナダ銀行のリリースも、この連続据え置きの直前回を確認している。主張の全要素は一次・二次情報源によって裏付けられている。
要約

カナダ銀行は水曜日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を2.25%に据え置いた。昨年の大幅な金融緩和で10月に現在の水準まで引き下げた後、据え置きはこれで6会合連続となる。中銀は、中東情勢や米通商政策の動向を巡る不確実性は依然高いものの、経済の持ち直しに対する確信を強めているとした。また、非エネルギー財の価格はおおむね抑制されており、インフレ率は3%超でピークを付けた後に鈍化する見通しも示した。中銀はこれまで、年後半に成長が強まるとの見方を示す一方、2026年の成長率見通しを4月時点の1.2%から0.7%に引き下げ、2026年のインフレ率見通しを2.3%から2.5%に引き上げていた。今後2年間のインフレ率は、目標レンジである1%〜3%の中央値付近で推移するとみている。

用語解説
  • 翌日物金利: カナダ銀行の主要な政策金利であり、経済全体の借入コストに影響を与える。