
ブラックロックは第2四半期に過去最高の運用資産残高とETF主導の資金流入を記録した一方、iShares Bitcoin Trustでは約33億ドルの流出が発生し、デジタル資産の残高押し下げ要因となった。
ブラックロックは第2四半期決算で市場予想を上回り、調整後EPSは13.91ドル、売上高は70億8000万ドルとなった。運用資産残高は15兆3400億ドルに達し、純流入額は合計1917億ドル、このうちETF主導の長期純流入は1991億ドルだった。上半期の純流入額は過去最高の3210億ドルに達し、この四半期の長期純流入のうち1779億ドルをETFが占めた。一方で、デジタル資産は商品別実績の弱点として残った。Farside Investorsによると、ブラックロックのiShares Bitcoin Trustは四半期中に約33億ドルの純流出を記録し、純資産は第1四半期末の約534億ドルから約460億ドルへ減少した。こうした流出は、米国の現物ビットコインETFが6月に月次ベースで過去最大の償還波に見舞われ、2026年の累計フローが初めてマイナスに転じる中で起きた。ビットコインは2026年上半期に約30%下落し、安定化する前に年初来安値付近の5万8000ドルまで下げ、ETF市場全体に圧力をかけた。それでもIBITは、2024年1月の設定以来累計純流入額が600億ドルを超える米国最大の現物ビットコインETFであり、ブラックロックはデジタル資産とトークン化を引き続き戦略の一部と位置付けているとした。