バフェット氏は、市場がますます賭博に傾斜しており、有望な投資機会は一段と見つけにくくなっていると述べた。米国株が過去最高値を更新し、AI関連株やオプション、レバレッジ型ETFを巡る投機活動が強まる中でも同様の見方を示した。
ウォーレン・バフェット氏は、株式市場が長期投資ではなく短期的な賭けにますます傾いており、それによって有望な投資機会を見つけることが難しくなっていると述べた。7月15日にCNBCのベッキー・クイック氏とのインタビューで、意味のある投資機会はまれであり、忍耐と規律が必要だと指摘し、魅力的な投資アイデアが見当たらない期間が長く続くことは通常の状態と考えるべきだと付け加えた。 バフェット氏は5月にも同様の警告を発しており、市場を「カジノが併設された教会」と表現し、当日満期のオプション取引は賭博に等しいと述べていた。また、金融システムは投資家を育てるよりも、賭け手を生み出すほうがより多くの収益を上げるよう進化してきたとも語っており、投機的な売買よりもバリュー投資を重視する同氏の一貫した姿勢を反映している。 今回の発言は、イランとの戦争に絡むエネルギーショックの可能性などのリスクがあるにもかかわらず、米国株が過去最高値の更新を続ける中で出た。懐疑派は、人工知能関連株への投機に加え、オプションやレバレッジ型上場投資信託(ETF)が市場の過熱感を強めていると指摘しており、個人投資家はマイクロン、サンディスク、スペースXといった銘柄に資金を振り向けている。