
空港全体の欠航率の閾値を対象とするCFTC(商品先物取引委員会)への自己認証市場は水曜開始予定だったが、操作懸念と清算データを巡るFlightAwareとの対立を受け、Kalshiは取り下げた。
Kalshiは当面、CFTC(商品先物取引委員会)の規制下にあるイベント契約の計画を取り下げた。この商品は、指定された米国の空港における航空便の欠航が、定められた期間中に設定された閾値を上回るかどうかをユーザーが取引できるものだった。火曜の自己認証申請で開示され、Kalshiは旅行者や会議主催者、その他の混乱リスクにさらされる企業にとってのヘッジ手段になり得るとしていたが、取引開始は水曜に予定されていた。 しかし木曜までに、同社の広報担当者はFortuneに対し、計画を進めないと述べた。撤回の背景には、この契約が空港運営の混乱を引き起こす不正行為や共謀へのインセンティブを生みかねないとのSNS上の批判があった。Kalshiは、TSA職員や空港・労組関係者などの内部者は参加禁止であり、契約は個別便ではなく空港全体の欠航を対象にしていると説明していた。それでも、FlightAwareは契約の清算に自社データを使うKalshiの計画に異議を唱え、Kalshiは関連情報は公開情報だと反論した。 今回の一件は、政治市場を巡る法廷闘争や、別の市場に関連する不審取引が検知されCFTC(商品先物取引委員会)に報告されたとの報道を含め、Kalshiのイベント契約事業に対する監視を一段と強める材料となっている。