アリズトン予測、世界のデータセンター市場は2031年までに9591億9000万ドルへ

アリズトン予測、世界のデータセンター市場は2031年までに9591億9000万ドルへ

AriztonとResearchAndMarketsの調査レポートは、AI、ハイパースケール、クラウド需要、コロケーション拡大、液冷および持続可能性重視のインフラ導入を背景に、世界、欧州、東南アジアでデータセンターが力強く成長するとの見通しを示した。

要約

Ariztonは、世界のデータセンター市場が2025年の5142億6000万ドルから2031年には9591億9000万ドルに達し、年平均成長率(CAGR)10.95%となる見通しを示した。成長はAIワークロード、ハイパースケール事業者の支出、液冷の導入拡大がけん引するとした。別の欧州特化レポートでは、欧州のデータセンターのコロケーション市場への投資額が2025年の116億5000万ドルから2031年には465億1000万ドルへ拡大し、CAGRは25.94%になると予測した。2031年時点では西欧が331億7000万ドルと地域投資の71.3%を占める見込みである。ResearchAndMarketsは別途、東南アジアのデータセンターのコロケーション市場が2025年の57億6000万ドルから2031年に136億9000万ドルへ成長し、CAGRは15.5%になると予測した。各レポートでは、AIワークロード、クラウド需要、ラック電力密度の上昇、冷却効率、再生可能エネルギーの活用、バックアップ電源の強靭性が、データセンター開発を左右する主要テーマとして挙げられた。

用語解説
  • 液冷: 空気だけでなく液体を使って熱をより効率的に除去するデータセンターの冷却方式。特にAIや高密度コンピューティングのワークロードに適している。
  • コロケーション: 顧客が第三者の施設内でサーバー向けのスペース、電力、接続性を賃借するデータセンターのモデル。
  • ラック電力密度: サーバーラックに搭載された機器が使用する電力量を指す。密度が高いほど、より高度な冷却・電力システムが必要となる。