
バンダルアッバース近郊での爆発と米軍による橋への攻撃、さらに7月17日のイランによるクウェートの発電・海水淡水化施設への攻撃を受け、地域の緊張激化が一段と鮮明となり、原油相場は上昇し、ホルムズ海峡の混乱リスクに市場の注目が集まった。
イラン南部各地での爆発、7月15日と16日のバンダレ・ハミール近郊およびバンダルアッバース西方の橋に対する米軍の攻撃、さらに7月17日のイランによるクウェートの発電・海水淡水化施設へのミサイル・ドローン攻撃を受け、米国とイランの対立激化を背景に原油価格は上昇した。事態の悪化により、ホルムズ海峡という海上輸送の要衝と、地域全体のエネルギーインフラを巡る懸念が強まった。序盤の値動きでは、8月限の米WTIが1.32%高の1バレル=80.09ドル、9月限の北海ブレントが1.33%高の85.35ドルとなった。その後の報道では、原油は4%超上昇し、ブレントは79ドル近辺、WTIも同水準の高値を付けたとされ、変動の大きい市場における異なる時点の状況を示している。トランプ大統領は、外交交渉が進展しなければ米軍がイランのインフラを標的にすると表明し、イランは、そうした脅しが実行されれば地域のインフラが攻撃されると警告した。ビットコインは63,000~63,800ドル近辺で推移し、仮想通貨投資家は、エネルギーコスト上昇がマイニング採算を圧迫し得る一方でも、より広範なマクロ環境やリスク要因を重視していたことがうかがえる。