バンダルアッバースでの爆発と橋攻撃、ホルムズ海峡懸念で原油上昇

バンダルアッバースでの爆発と橋攻撃、ホルムズ海峡懸念で原油上昇

バンダルアッバース近郊での爆発と米軍による橋への攻撃、さらに7月17日のイランによるクウェートの発電・海水淡水化施設への攻撃を受け、地域の緊張激化が一段と鮮明となり、原油相場は上昇し、ホルムズ海峡の混乱リスクに市場の注目が集まった。

BTC
TRUMP

ファクトチェック
複数の独立した権威ある情報源が、この主張の主要な要素を裏付けている。WSJは、バンダル・アッバース周辺の橋への米軍の攻撃と、高速道路・道路の閉鎖を確認している。アナドル通信(7月12日)は、バンダル・アッバースと周辺の島々での爆発と死傷者の発生(通信当局者1人が死亡、2人が負傷)を報じている。Wikipediaの7月12日付「Current Events」は、橋への攻撃(バンダル・ハミール)、飛翔体の着弾、さらにホルムズ海峡の状況を巡る帰属と時系列の争い(IRGCとCENTCOMの主張の相違)を明示的に裏付けている。アルジャジーラは、バンダル・アッバースと南部の他都市で爆発が続いていることを確認し、The Hinduは攻撃地点近くの病院の避難に言及している。これらを総合すると、7月12日から14日にかけての爆発、橋への攻撃、死傷者、病院の避難、道路閉鎖、および帰属を巡る争いが裏付けられる。
要約

イラン南部各地での爆発、7月15日と16日のバンダレ・ハミール近郊およびバンダルアッバース西方の橋に対する米軍の攻撃、さらに7月17日のイランによるクウェートの発電・海水淡水化施設へのミサイル・ドローン攻撃を受け、米国とイランの対立激化を背景に原油価格は上昇した。事態の悪化により、ホルムズ海峡という海上輸送の要衝と、地域全体のエネルギーインフラを巡る懸念が強まった。序盤の値動きでは、8月限の米WTIが1.32%高の1バレル=80.09ドル、9月限の北海ブレントが1.33%高の85.35ドルとなった。その後の報道では、原油は4%超上昇し、ブレントは79ドル近辺、WTIも同水準の高値を付けたとされ、変動の大きい市場における異なる時点の状況を示している。トランプ大統領は、外交交渉が進展しなければ米軍がイランのインフラを標的にすると表明し、イランは、そうした脅しが実行されれば地域のインフラが攻撃されると警告した。ビットコインは63,000~63,800ドル近辺で推移し、仮想通貨投資家は、エネルギーコスト上昇がマイニング採算を圧迫し得る一方でも、より広範なマクロ環境やリスク要因を重視していたことがうかがえる。

用語解説
  • ホルムズ海峡: イランとオマーンの間にある狭い海路で、世界で最も重要な原油輸送の要衝の一つ。
  • WTI: 米国の指標原油。
  • 北海ブレント: 国際的な原油価格の指標。