アームストロング氏のXでの投票とピーター・ブラント氏の暫定的なチャートパターンはいずれもビットコインの底打ちを巡る不確実性を示した。オンチェーンデータは保ち合いを示唆する一方、ETFフローと現物需要は強弱入り混じる展開となった。
コインベースのブライアン・アームストロングCEOが7月14日にXで実施した、ビットコインがすでに底打ちしたかを問う投票には、約31,000票と648,000回超の閲覧が集まった。「いいえ」が55.6%、「底は打った」が44.4%となった。アームストロング氏は対象があくまでビットコインだと説明する一方、無期限先物取引、ステーブルコイン決済、予測市場、現実資産のトークン化といった分野の成長にも言及した。 議論は7月16日も続いた。ベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、ビットコインが逆三尊底を形成している可能性があると述べた一方、この形状は「極めて極めて型破り」であり、「現時点ではまだ分からない」と強調した。ビットコインは58,000ドル割れから約12%反発し、一時65,400ドルを上回ったが、その後64,000〜65,000ドル付近で伸び悩み、パターンは未確認のままである。 市場の見方は分かれたままだった。すでに底打ちしたとの見方がある一方で、50,000〜55,000ドルを再び試す可能性や、過去より深い下落率のパターンに沿う可能性を指摘する声もあった。XWIN Japanのオンチェーン分析は、ビットコインにもはや熱狂感は見られず、投げ売りよりも保ち合いと蓄積の局面に近いとした。一方、Bitfinex Alphaのリポートは、この反発は持続的なビットコイン固有の需要というより、米インフレ鈍化を受けた利下げ期待の高まりを反映したものだとし、現物の吸収力の弱さ、コインベース・プレミアムのマイナス、米国の現物ビットコインETFフローの不均一さを挙げた。