SpaceXの空売り勢、SPCXがIPO価格割れで87億ドル含み益に接近

SpaceXの空売り勢、SPCXがIPO価格割れで87億ドル含み益に接近

新規上場したSpaceX株は公開価格135ドルを下回り、上場後高値から最大46.8%下落した。空売り残高の増加とレバレッジのかかったロングポジションの清算が、強まる下押し圧力を浮き彫りにした。

ファクトチェック
ロイターの記事「SpaceX株がIPO価格まで下落、空売り筋は87億ドルの利益」は、中核的な主張を直接裏付けている。Ortex Technologiesは、株価がIPO価格の135ドルを下回ったことで、SpaceXの空売り筋に約87億ドルの含み益が生じたと推計している。複数の独立系メディア(Investing.com、Mezha)も、同じ金額と出所を裏付けている。この主張は主要ソースによって十分に支えられている。
要約

Ortex Technologiesによると、SPCXがIPO価格の135ドルを下回ったことを受け、7月16日時点でSpaceXの空売り勢は推定87億ドルの含み益を抱えていた。6月12日に上場し、その後225.64ドルの上場後高値を付けた同銘柄は、7月16日に132.15ドルまで下落した。さらにBlockBeatsはHyperinsightのデータを引用し、7月17日に一時120ドルを下回った後、126.2ドル前後まで持ち直したと報じた。下落はレバレッジをかけた強気ポジションの清算も引き起こした。BlockBeatsが引用したHyperinsightのデータによると、投資家2つのウォレットが清算され、38,896.4 SPCXのロングポジションが対象となった。清算総額は497万2300ドル、実現損失は59万9700ドルだった。投資家心理は、SpaceXがシニア無担保社債の発行計画を開示し、さらに主に株式対価で構成される600億ドルの買収を発表した後に悪化した。一方、空売り残高はIPO近辺の流通株比およそ5%~7%から、推定28%へ上昇した。

用語解説
  • 空売り勢: 後により安い価格で買い戻すことを見込み、株式を借りて売却するトレーダー。
  • 含み益: ポジションを決済するまで確定しない未実現利益。
  • 清算: 損失拡大を受けてレバレッジポジションが強制的に閉じられること。