
米国とイランの緊張再燃と米株急落が投資家心理を圧迫し、ビットコインは62,500ドルを下回った。トレーダーは夏場特有の不安定な相場を指摘する一方、中長期のアナリストは10月前の一時反発の可能性を注視している。
仮想通貨は、イランに対する新たな軍事攻撃と米テクノロジー株の売り再開を受けた広範なリスクオフの流れの中で、引き続き上値の重い展開となった。ビットコインは金曜の米株市場寄り付き時点で62,500ドルを下回り、直近で3週間ぶり高値を付けた後、日中下落率は一時2%に達した。一方、ナスダック総合指数は約2%下落し、ネットフリックスは米市場序盤に10%超下げた。トレーダーは、足元の値動きはここ数週間続くレンジ相場と同じパターンを反映しており、上下いずれにも決定的なブレイクアウトは見られないと指摘した。市場参加者の一部は、レンジ下限が維持される限り今後数週間に一時反発の余地があるとみている。一方、アナリストの大損・Capitalは、ビットコインが50カ月指数平滑移動平均線をレジスタンスに転換したことで、長期テクニカル上の重要な節目に達したと指摘した。同氏は、このパターンは歴史的に弱気相場の最終的な底値に向かう動きに先行してきたと主張している。市場全体では、米国とイランの緊張激化、世界株安、そして先にデジタル資産のマクロ見通し改善につながった米インフレ鈍化が引き続き背景となっている。