BHP、鉄鉱石生産が過去最高 銅生産は3%減の195万トン

第4四半期の銅と鉄鉱石の生産量は予想を下回り、BHPはチリのエスコンディーダで品位が低下するため、2027年度の銅生産が減少する可能性が高いとした。

要約

BHPグループは6月30日終了年度の鉄鉱石生産が過去最高に達した一方、銅生産は前12カ月比3%減の195万トンとなったと発表した。6月四半期の銅生産は前年同期の516.2Ktから491.9Ktに減少し、エスコンディーダとパンパ・ノルテの減産が重荷となって、Visible Alpha予想の492.7Ktをやや下回った。鉱山大手の同社はまた、サウスオーストラリア銅事業の生産がカラパティーナの地下コンベヤーベルトの予期せぬ故障で打撃を受け、復旧により最大8週間にわたり鉱山生産に影響が及ぶ見通しだとした。BHPは2027年度の銅生産を1,650Kt〜1,800Ktと予想しており、エスコンディーダの品位低下を理由に、2026年度実績の1,952.8Ktを下回る見通しを示した。西オーストラリアの鉄鉱石四半期生産は100%ベースで7480万トンと、Visible Alphaコンセンサスの7510万トンを下回り、前年同期の7750万トンから減少した。一方、2026年度の鉄鉱石平均実現価格は湿潤トン当たり84.56ドルと3%上昇した。同社はまた、ピルバラのミニスターズ・ノース鉄鉱石プロジェクトに9億ドルの投資を承認し、初出荷は2029年度を見込むとした。

用語解説
  • 鉱石品位: 採掘された岩石に含まれる金属量を示す尺度で、品位が低いほど通常は同じ量の原料から得られる金属生産量が少なくなる。