インド株は小動きで始まる公算、原油は85ドル台で決算に注目

GIFT Niftyは水曜日の終値近辺である24,091を示し、原油が約1カ月ぶり高値圏で推移する中、リライアンス・インダストリーズ、HDFC銀行、ICICI銀行の決算に注目が集まっている。

要約

インド株は金曜日、小幅な値動きで始まる見通しである。IST午前7時45分時点のGIFT Nifty先物は24,091で、Nifty 50は水曜日の終値24,072.75をやや上回って始まる可能性を示した。投資家は市場終了後に発表されるリライアンス・インダストリーズをはじめとする主力企業の決算を待っており、HDFC銀行とICICI銀行も週末に決算を発表する予定である。アナリストは、これら銘柄の指数寄与度が大きいことから、市場の次の方向性を左右する可能性があるとみている。ブレント原油は、湾岸地域で米国とイランの衝突が再燃したことを受けて1.3%上昇し、1バレル=85.30ドルとなった。原油価格は約1カ月ぶりの高値圏にとどまり、投資家心理は慎重である。Nifty 50は20日指数平滑移動平均線を上回って推移しているものの、24,200近辺では繰り返し上値を抑えられている。過去1カ月は23,800-24,600のレンジで推移し、中東情勢、モンスーンの進展、企業決算を見極める展開となっている。ウィプロが四半期決算で市場予想に届かず、回復の鈍さを示したことから、情報技術株にも注目が集まる見通しである。一方、テック・マヒンドラは製造業部門の成長とルピー安を追い風に、四半期売上高が市場予想を上回った。NSEの暫定データによると、海外ポートフォリオ投資家は木曜日に420億6000万ルピー、4億3660万ドル相当のインド株を売り越した一方、国内機関投資家は298億6000万ルピーを買い越した。

用語解説
  • GIFT Nifty futures: 現物市場が開く前に、インドの主要株価指数Nifty 50の予想変動を示すデリバティブ契約。
  • 20-day exponential moving average: 直近の値動きにより大きな比重を置きながら、20日間の平均価格を追跡するテクニカル指標。
  • Foreign portfolio investors: 上場株式や債券など国内の金融資産を売買する海外投資家。