自律型モバイルマニピュレーターロボット市場、2035年までに30億5350万ドルへ=SNS

SNS Insiderは、AI搭載の産業オートメーション、スマート倉庫、製造・物流分野でのロボット導入を追い風に、市場が2025年の5億2571万ドルから年平均成長率21.77%で拡大すると予測した。

要約

SNS Insiderによると、世界の自律型モバイルマニピュレーターロボット市場は2025年に5億2571万ドルと評価され、2026~2035年に年平均成長率21.77%で拡大し、2035年には30億5350万ドルに達する見通しである。需要は、製造業と物流のデジタル化加速を背景に、自律走行、物体認識・操作、保守需要の予測、人との協働が可能なAIベースのロボットを企業が導入していることに支えられている。成長はさらに、スマート工場、倉庫自動化、クラウドロボティクス、エッジAIコンピューティング、Robot-as-a-Serviceのビジネスモデルへの投資にも後押しされている。2025年は、システム別では差動型が売上高シェア約59.9%で首位となり、用途別では輸送が最大分野だった。可搬重量別では5~10 Kgのロボットが市場の約41.8%を占め、最終用途産業別では物流が約31.6%を占めた。地域別ではアジア太平洋地域が2025年の世界売上高の約41.3%を占め、北米は倉庫自動化、AIベースの物流、協働ロボット、スマート製造への投資を背景に、期間中で最も高い成長が見込まれている。

用語解説
  • Robot-as-a-Service: 企業がロボットを買い切りではなく、サブスクリプションまたはサービス契約を通じて利用するビジネスモデル。
  • Cloud robotics: クラウドベースのコンピューティング、データ保存、接続性を活用して性能と協調性を高めるロボットシステム。
  • Edge AI: データが生成される場所の近くで行われる人工知能処理であり、中央集約型システムに送信する必要を減らすもの。