中国、未成年者向けAI伴侶の親密機能を禁止、成人の情緒的依存も抑制

2026年7月15日に発効した措置は、北京がチャットボットとの関係に対する監督を強化する中で、人間らしさを備えたAIサービスを対象とする一方、生産性向上や企業向けアプリケーションには手を付けていない。

要約

中国は、人間の感情的関係を模倣するAIアプリケーションに関する新たな規則を導入し、未成年者向けの仮想的な親密関係サービスを禁止するとともに、成人に対してはプラットフォームに情緒的依存の防止を義務付けた。国家インターネット情報弁公室などの当局の下で制定された「人工知能擬人化インタラクティブサービス管理暫定弁法」は2026年7月15日に施行され、顧客対応、生産性向上、企業向けソフトウェアを除く、人間らしいチャットボットを対象としている。 枠組みは、個人情報を記憶し、反復的な愛着を促すサービスなど、愛情や情緒的な親密さを模倣するよう設計されたAI伴侶に重点を置く。バイトダンスのDoubao、アリババのQwen、テンセントのYuanbaoを含む主要プラットフォームは、期限前に伴侶型機能の調整または停止に動いた。 この政策が打ち出された背景には、中国の急速な人口減速がある。同国の2025年の出生数は792万人、出生率は人口1,000人当たり5.63だった。今回の措置は、北京がAIを介した伴侶関係を現実世界の人間関係の代替になり得るものとみなし、その用途に規制上の一線を引く一方、商業的に生産性の高い分野でのAI利用は引き続き認める姿勢を示している。

用語解説
  • AI anthropomorphic interactive services: 人間のような相互作用や感情を模倣するよう設計されたAIサービス。
  • emotional dependency: 利用者がデジタルサービスに心理的に依存するようになる状態。