ウィプロの第1四半期売上高は2447億9000万ルピー、予想下回る

大型案件の受注は16億3000万ドルに増加し、顧客のAI主導の支出シフトが続く中、ウィプロは9月四半期のITサービス売上高見通しを25億7400万〜26億2700万ドルとした。

要約

ウィプロは6月30日までの3カ月の第1四半期連結売上高が2447億9000万ルピー(25億9000万ドル)だったと発表した。前年同期比10.6%増だったが、LSEG集計のアナリスト平均予想2477億6000万ルピーを下回った。ITサービス売上高は26億1000万ドルで、前四半期比1.4%減、前年同期比1.0%増だった。非GAAPベースの恒常為替レートでみたITサービス売上高は前四半期比1.2%減、前年同期比0.9%増となった。大型案件の受注額は恒常為替ベースで前四半期比12.9%増の16億2600万ドルとなり、同四半期の大型案件数は13件だった。一方、総受注額は前四半期比2.4%減の33億7000万ドルにとどまった。純利益は前年同期比0.6%増の336億ルピー、営業キャッシュフローは純利益の98%だった。ウィプロは1株当たり2ルピーの中間配当を घोषितし、9月四半期のITサービス売上高を25億7400万〜26億2700万ドルと見込むとした。これは恒常為替ベースで前四半期比1.5%減から0.5%増を意味する。今回の決算は、顧客が技術モダナイゼーションからAI対応の運営モデルへ移行する一方、裁量的支出にはなお選別姿勢を維持している市場環境を映している。

用語解説
  • 恒常為替レート: 為替変動の影響を除外し、基礎的な事業実績をより比較しやすくするための売上高成長率の測定方法。
  • 大型案件受注額: 1件当たり3000万ドル以上の新規受注案件の契約総額。
  • AIOps: 監視、問題検知、解決などのIT運用を自動化・高度化するために人工知能を活用すること。