Wonder、IPO計画を前に90億ドル評価で6億5000万ドル超を調達

最新の資金調達により主要投資家の支援が加わる中、WonderはAI栄養プラットフォーム「MEL」の開発を進め、来年早期のIPOを目指している。

要約

Wonderは90億ドルの評価額で6億5000万ドル超を調達し、Accel、Google Ventures、NEA、ARK Invest、AllianceBernstein、Kayne Andersonを含む投資家の支援を拡大した。来年早期のIPOに向けた取り組みを進めている。資金調達はゴールドマン・サックス、Jefferies、JPMorganが手掛けた。 同社は来年早期に株式公開の準備が整う見通しを示しており、北東部以外への配送・調理済み食品事業の拡大を続ける一方、ロボティクスとAIへの投資も進めている。Wonderは米東海岸10州で135のフードホールを運営し、顧客は複数のレストラン業態の料理を1回の注文でまとめて購入できる一方、同社が調理とラストマイル配送を自社で担う。買収による成長も進めており、昨年初めには5億ドルの引受債務を含む6億5000万ドルでGrubhubを、2023年には1億300万ドルでBlue Apronを買収した。 長期的な注力分野はMELである。これは、ユーザーの生体情報や身体状態を分析し、同社のエコシステム全体で個別最適化された食事を計画・注文するために設計されたWonderのAIプラットフォームである。今回の調達は、予想されるキャッシュバーンやシリーズDにおけるIPOラチェットがあるにもかかわらず実施されており、将来の上場の可能性を前に、投資家がWonderの成長戦略を支援する姿勢を示している。

用語解説
  • ラストマイル配送: 企業の物流ネットワークから顧客に注文を届ける最終段階。
  • 生体情報: 個人の状態を評価したり、サービスを最適化したりするために用いられる身体的または生物学的な測定値。
  • IPOラチェット: 企業の上場価格が所定の価格水準を下回った場合に、投資家に追加株式を付与し得る契約条件。