Jump Trading、予測市場チームを約20人に倍増

JumpはKalshiとPolymarketに出資し、Kalshi初の機関投資家向けブロック取引の流動性提供も支援するなど、急成長する市場で人員拡充を進める競合各社に加わった。

要約

Jump Trading Groupは2026年、予測市場の専任チームを約20人へと倍増させ、成熟した金融市場の一部になるとみる分野への注力を一段と強めた。Jumpの予測市場部門責任者であるSimon Johansen氏は、シカゴに拠点を置く同社が、マーケットメイクサービスの提供と引き換えにKalshiとPolymarketの株式持ち分も取得したと明らかにし、これらの取引は2026年2月ごろに成立したという。2026年5月までにJumpはKalshi初の機関投資家向けブロック取引の流動性を実現し、価格を乱すことなく大口取引を行いたい大型投資家にとっての節目となった。予測市場には、2026年FIFAワールドカップのような主要イベントを中心に参加が一段と広がっており、各プラットフォームの月間取引高合計は500億ドルを超えた。Jumpの動きはウォール街全体の拡大路線を映しており、DRWやSusquehanna International Groupも専任チームを設けていることから、機関投資家のマーケットメーカーがこの分野に流入するにつれて、スプレッドの縮小と容易な裁定機会の減少が進む可能性を示している。

用語解説
  • 予測市場: 将来の出来事の結果に連動する契約を参加者が売買する市場。
  • マーケットメイクサービス: 売値と買値の気配を提示して流動性を高め、市場が円滑に機能するのを支える取引活動。
  • ブロック取引の流動性: 機関投資家が市場への影響を抑えつつ大口ポジションを売買できるようにするための流動性。