
ブコフ氏は1inchの業務運営にはもはや関与しておらず、経営および業務運営の変更を求めた後の2025年11月に解任されたと述べた。一方で、共同創業者としての地位と50%の持ち分は維持しているという。
1inchの共同創業者アントン・ブコフ氏は、7年以上にわたる同社業務から完全に離れ、新たに「Second Tier」と呼ぶプロジェクトを立ち上げると明らかにした。ブコフ氏は、1inchの共同創業者として50%の持ち分を引き続き保有している一方、同社の経営および業務運営の変更を求めた後、2025年11月に「解任された」と付け加えた。 今回の発言により、より有利な価格を求めて複数の取引所に注文を振り分けるDeFi(分散型金融)初期のDEX(分散型取引所)アグリゲーターの1つである1inchを巡る対立が、公の場で一段と鮮明になった。ブコフ氏は、1inchの業務運営にはもはや関与しておらず、プロダクトアーキテクチャやセキュリティ、それらに対する監督にも一切の役割を持たないと述べた。これに対し1inchは、別アカウントからXに投稿し、ブコフ氏は2025年12月以降、同プロジェクトに関連する各組織の活動に積極的には関与していなかったと説明した。 ブコフ氏は2019年5月、現在も同社を率いる開発者セルゲイ・クンツ氏とともに1inchを共同創業した。クンツ氏は、ブコフ氏の離脱は1inch Networkのインフラやシステムを混乱させておらず、今後も混乱させることはないと述べた。ブコフ氏の新事業「Second Tier」は独立したDeFi(分散型金融)インフラプロジェクトとされるが、製品の詳細は明らかにされていない。CoinGeckoによると、執筆時点で1INCHトークンは過去24時間で1.6%安の0.07394ドルだった。