
Googleの次期AIモデルはコーディング性能目標を達成できず遅延が続いており、株価下落に絡む証券法違反の可能性について2社目の法律事務所も調査に乗り出した。
GoogleのGemini 3.5 Proの投入が数カ月遅れるとする報道を受け、アルファベット株は下落した。5月の開発者会議「I/O」で同社が示していた6月の投入目標は未達となった。遅延の中心にあるのはモデルのコーディング能力向上の難航であり、Bloombergは、コーディング性能の引き上げを狙って月末に実施した学習データの更新が期待外れの結果に終わったと報じた。この下落は、Anthropic、OpenAI、Metaなどの競合が新モデルを相次いで投入する中で、GoogleのAI分野での優位が揺らいでいるとの懸念を強めた。Bloombergはまた、Google社内の一部でGeminiがコーディング性能で後れを取っているとの懸念が出ていると報じたほか、ベンチマーク企業Artificial AnalysisはGemini 3.5 Flashの知能スコアを50とし、Claude Fable 5の60、GPT-5.6 Solの59を下回ると評価した。報道によれば、一部研究者はAnthropicなどの競合に移っており、Googleの幅広い製品体制が、AI開発により特化した企業に比べ意思決定を遅らせている可能性もある。株価下落後、Frank R. Cruz法律事務所とHoward G. Smith法律事務所は、連邦証券法違反の可能性を巡りアルファベットの調査を進めていると表明した。