エコアナリティカは取引量が1日平均約4400万ドルで、同国の月間石油輸出の約75%に相当し、公定為替レートを15.5%上回ったとしたが、別計算では石油輸出との比較はより低くなる可能性があるとした。
ベネズエラにおけるバイナンスのP2P市場でのUSDT取引は、6月11日から7月13日までに約13億8900万ドルに達し、1日平均は約4400万ドルだった。エコアナリティカは、この規模が同国の月間石油輸出の約75%に相当し、ベネズエラ中央銀行の6月の外貨供給額21億6300万ドルの64.2%に当たると指摘し、ドル連動型ステーブルコインが外貨にアクセスする並行ルートとして大きく利用されている実態を浮き彫りにした。もっとも、6月の原油輸出量を日量約120万バレル、メレイ原油の平均価格を1バレル71.13ドルとする別計算では、石油輸出との比較は52%程度となり、エコアナリティカの75%という推計は算出方法や参照期間に左右される。USDTは現地のP2P市場で約840ボリバルで取引され、7月16日時点の公定レートである1ドル=727ボリバルを約15.5%上回ったが、その上乗せ幅は2026年初めの約30%からは縮小していた。