ステファン・トーマス、7,002ビットコインのアンロック試行は残り2回

約7億7700万ドル相当のビットコインの秘密鍵を保管するIronKeyのUSBドライブは、パスワードを10回誤入力すると内容を永久消去する仕組みで、自己保管のリスクを浮き彫りにしている。

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要約

プログラマーのステファン・トーマス氏は、ウォレットの秘密鍵を保管するIronKey暗号化USBドライブのパスワードを紛失し、約7億7700万ドル相当の7,002ビットコインに依然アクセスできない状態にある。トーマス氏は2011年、「ビットコインとは何か」という教育用動画の制作報酬としてこのビットコインを受け取ったが、端末で認められた10回のパスワード入力のうちすでに8回を使っており、ドライブが永久にロックされ内容が消去されるまで残り2回となっている。Kingstonは、ユーザーが設定した元のパスワード以外にバックアップ用パスワードや代替の復旧手段はないとしており、自己保管(仲介者を介さず資産を保有すること)の運用リスクが際立っている。トーマス氏はデジタル・フォレンジック企業Naxoやセキュリティ研究者クリス・ターノフスキー氏を含む外部支援を求めてきたが、2026年半ば時点で突破口は確認されていない。この事例は、ビットコイン価格の上昇に伴い、強固なウォレットの安全性が失われたアクセスを取り返しのつかないものにし得ることを示す、仮想通貨分野で最も知られた例の一つとなっている。

用語解説
  • 自己保管: 第三者のカストディアンを利用せず、仮想通貨資産を直接保有すること。
  • 秘密鍵: 仮想通貨ウォレットへのアクセスを制御する秘密の認証情報。
  • IronKey: パスワードの誤入力を繰り返すとロックされるよう設計された暗号化USBドライブ。