労働党は7月17日、バーナム氏を新党首に正式決定した。生活費危機への対応とウェストミンスターからの権限移譲を掲げ、7月20日にキア・スターマー首相の後任として首相に就任する見通しとなった。
英国の与党・労働党は7月17日、アンディ・バーナム氏を党首に正式決定し、同氏が7月20日に次期首相に就任する道筋が固まった。これにより、政権中枢で急速な政治的交代が続く局面がさらに長引くことになる。労働党が臨時党大会で正式承認したことで、バーナム氏はキア・スターマー首相の後任となる。 党首就任後初の演説でバーナム氏は、「あらゆる場所で忘れられた地域」の人々に希望を取り戻すと約束し、生活費危機を「政府の最優先課題」に据えると表明した。また、リフォームUKの台頭を差し迫った政治課題と位置付けた。さらに、住宅、エネルギー、水道などの主要分野で英国は過度に統制を手放してきたと主張する一方、自らを企業寄りの指導者として打ち出した。 今回の指導部交代は、スターマー氏の下で党内の緊張と支持率低下が進む中で行われた。スターマー氏の求心力は、生活費危機、中東とウクライナでの戦争、さらにリフォームUKの支持拡大を受けて弱まっていた。グレーター・マンチェスター市長を務めた経験を持つバーナム氏はまた、党内の幅広い勢力を包摂する「幅広い連立型」の内閣と、ウェストミンスターおよびホワイトホールから地域社会への大規模な権限移譲も公約した。