ナンセン、LidoのstVaults上で非カストディアルETHステーキング商品を開始

このイーサリアムのステーキングサービスでは、LidoのstVaultsを基盤とする仕組みを通じて、ユーザーは単一のプラットフォーム上でETHの調査、取引、ステーキングを行いながら、stETHとNansen Pointsを受け取れる。

ETH
STETH

要約

ナンセンは、LidoのstVaults上に構築した非カストディアル型サービスを通じて、初のイーサリアムステーキング商品を開始し、ブロックチェーン分析からバリデーター運営へと事業領域を拡大した。この商品は2026年1月30日のstVaultsメインネット公開に合わせて稼働を開始し、ユーザーはナンセンが運営するバリデーターにETHを直接ステーキングし、コンセンサス報酬とMEV(最大抽出可能価値)報酬を獲得できるほか、個人でのステーキングに通常必要な32 ETHの最低要件を回避できる。ユーザーはLidoの流動性ステーキングトークンであるstETHを受け取り、DeFi(分散型金融)全体で活用できるほか、Nansen Pointsも獲得する。ナンセンによると、この仕組みは非カストディアルであるため、ユーザー資産を直接管理しない。また、基盤となるスマートコントラクト(自己執行型のブロックチェーンコード)はセキュリティ企業の監査を受けている。今回の立ち上げは、バリデーターに関する知見とインフラをもたらした2024年のStakeWithUs買収を土台としている。ナンセンはまた、この機能によりユーザーは同社プラットフォームを離れることなくETHの調査、取引、ステーキングを行え、既存のツール群にステーキング機能を組み込めるとしている。Lido V3の役割分離設計の下では、ナンセンはstVaultのオーナー兼ノードオペレーターを務め、Lidoはプロトコルの枠組みを提供する。このモデルは、ステーキングへのアクセス、DeFiの相互運用性、分析機能、透明性の高いバリデーター実績を組み合わせることで、個人と機関投資家の双方を対象としているが、バリデーターの不正行為やオフライン発生時にはスラッシングリスクが残る。

用語解説
  • stETH: ステーキングされたETHに対応するLidoの流動性ステーキングトークン。
  • MEV: MEV(最大抽出可能価値)。取引順序の最適化によって得られる追加収益。
  • smart contracts: 取引を自動化する自己執行型のブロックチェーンコード。