安全システム供給会社のオートリブは、調整後EPSが2.43ドルと市場予想にわずかに届かなかった一方、売上高の成長は中国がけん引し、第2四半期の営業キャッシュフローは過去最高の4億3400万ドルに達したと発表した。
オートリブは2026年第2四半期の純売上高が28億300万ドルとなり、前年同期比3.3%増加したと発表した。オーガニック売上高成長率は1.0%で、調整後営業利益率は9.6%に改善した。調整後希薄化後1株利益は10%増の2.43ドルとなったが、アップデートで示された市場予想の2.46ドルをわずかに下回った。一方、売上高は中国のOEM向け売上高が40%超増加したことに支えられた。世界のライトビークル生産台数(LVP)市場に対しては1.3ポイント上回る伸びとなり、EMEAと米州の弱含みをアジアの堅調な業績が補った。営業利益はトルコでの既公表の事業再編活動を主因に1億9200万ドルへ減少し、希薄化後EPSも38%減の1.35ドルとなったが、調整後営業利益は7.3%増の2億7000万ドルとなった。キャッシュ創出は強化され、第2四半期の営業キャッシュフローは過去最高の4億3400万ドルに増加し、フリー営業キャッシュフローも3億4000万ドルと2倍超に拡大した。背景には基礎的な収益力の改善と運転資本の正常化がある。ミカエル・ブラット社長兼CEOは、中国のOEMからの需要は引き続き強いと述べ、長城汽車とXPENGの両社と新たな戦略的協力契約を締結したと明らかにした。オートリブは通期の2026年見通しとして、オーガニック売上高成長率を0%前後、調整後営業利益率を10.5〜11%前後、営業キャッシュフローを約12億ドルとする従来予想を据え置いた。前提としてLVPは約2.5%減少すると見込んでいる。顧客補償やその他の緩和策の影響は第3四半期には限定的だが、第4四半期には大幅に寄与すると予想している。