ASML、2030年初めまでに権利確定する2万ユーロの株式報酬を世界の従業員に付与へ

力強い2026年第2四半期決算と2026年通期見通しの引き上げは、AI主導の半導体需要が、計画中の従業員向け株式付与と並行してオランダの露光装置メーカーの成長を後押ししていることを示している。

要約

ASMLホールディングは世界の従業員に対し、1回限りの2万ユーロの株式報酬を付与する計画である。これは約2万2862ドルに相当し、付与日は2027年1月1日、対象期間を通じて在籍した従業員には2030年初めに全額の権利が確定する予定である。この在籍維持と連動した報酬は、オランダの半導体製造装置メーカーが2026年第2四半期に事前予想を上回る好決算を示した中で導入される。純売上高は93億ユーロ、純利益は29億ユーロで、いずれも従来見通しを上回った。ASMLは同四半期に新規露光装置を86台販売し、このうち16台は極端紫外線(EUV)装置だった。設置済み装置の管理事業は28億ユーロを計上し、売上高の約30%を占めた。同社は2026年通期の見通しを売上高430億〜450億ユーロ、粗利益率54%〜56%へ引き上げ、第3四半期の売上高は110億〜120億ユーロを見込む。AI関連の半導体需要が引き続き主要半導体メーカーの増産を後押ししているためである。

用語解説
  • 露光装置: 回路パターンをウエハーに投影し、半導体チップを製造するための半導体製造装置。
  • 極端紫外線: EUVと略されることが多い先端的な半導体製造技術で、最先端半導体の生産に用いられる。
  • 設置済み装置管理: すでに稼働している装置向けの保守・アップグレード事業で、装置販売後の継続収益を生み出す。