融資の伸び加速、純金利収入の増加、引当金の30.5%減少が追い風となり、インドの同銀行はLSEG集計のアナリスト予想を上回った。資産の質もわずかに改善した。
ICICI銀行は第1四半期に市場予想を上回る決算を発表した。6月までの3カ月間の単体純利益は前年同期の1276.8億インドルピーから1480億インドルピーに増加し、LSEGが集計したアナリスト予想の1318億インドルピーを上回った。純金利収入は国内融資の19.6%増に支えられて12.7%増の2438億インドルピーとなり、引当金も30.5%減の126億インドルピーに減少したことが業績を押し上げた。預金は四半期で14%増加した。純金利マージンは4.36%へとわずかに上昇し、債券やその他投資の収益を含むその他収益は、為替市場と債券市場の変動を背景に16%増の842.5億インドルピーとなった。資産の質もやや改善し、6月末時点の総不良資産比率は前の3カ月間の1.4%から1.38%に低下した。今回の決算は、イラン戦争による混乱を受けて導入された政府の債務不履行保証にも一部支えられ、個人向け信用や金担保融資、中小企業の借り入れ需要を背景に、インドの銀行業界で4月以降に融資の伸びが加速している中で公表された。