
Moonshot AIは2026年のNVIDIA GTCでKimi K3を披露した。20億ドルの資金調達を経て、オープンウェイト設計、マルチモーダル機能、低価格のAPI料金を打ち出し、世界的なAI競争への本格参入を鮮明にした。
Moonshot AIは、2.8兆パラメーターと100万トークンのコンテキストウィンドウを備えるマルチモーダルAIモデル「Kimi K3」を披露し、米国の主要システムに真正面から挑む姿勢を示した。中国の新興企業が開発した同モデルはオープンウェイトとされ、開発者は有料APIアクセスのみに依存せず、自らダウンロードして実行できる。テキストに加えて画像入力にも対応し、視覚ベースのタスクも処理可能である。MoonshotはAPI利用料を入力100万トークン当たり3ドル、出力100万トークン当たり15ドルに設定し、中国のAI市場で既に注目を集めている低価格戦略を拡大した。今回の発表は、2026年のNVIDIA GPU Technology Conferenceで行われたもので、2026年5月に20億ドルの資金調達を完了し、企業価値が200億ドルを超えた直後だった。2023年3月にMoonshot AIを共同創業し、カーネギーメロン大学で博士号を取得したYang Zhilin氏は、注目度の高いGTCの舞台で同社の急成長ぶりを強調した。