Circle、USDC向け連邦信託銀行の設立でOCC承認を取得

Circle、USDC向け連邦信託銀行の設立でOCC承認を取得

Circleのヒース・ターバート社長は、新たなステーブルコイン競争や収益分配モデル、預金流出を巡る銀行の懸念が利益率と株価を圧迫する中でも、同社は長期的な遂行に注力していると述べた。

USDC

ファクトチェック
Circleの公式プレスルームとReutersは、USDCに関連する全国信託銀行の設立について、2026年7月10日に米通貨監督庁(OCC)の最終承認を得たことを確認している。Yahoo FinanceとStockTwitsの報道は、新たなステーブルコイン競争、収益分配や利回り還元を打ち出す競合モデル、ならびにCRCL株への圧力が強まる中で、ヒース・ターバート社長が長期的な実行を重視する姿勢を示したことを裏付けている。この主張の全ての要素は、一次情報源および二次情報源によって直接確認されている。
要約

Circleは7月10日、米国の全国銀行監督当局であるOCCから、連邦監督下でCircle National Trustを設立する最終承認を受けた。同社はこれを、USDCとその規制インフラにとって大きな前進だと位置付けた。7月14日のFOX Businessのインタビューで、Circleのヒース・ターバート社長は、IPO後の260ドル近辺の高値から60ドル台前半まで株価が急落したにもかかわらず、同社は「長期戦」に臨んでいると述べた。USDCを中核とするフルスタックのインターネット金融プラットフォームの実行が、時間の経過とともに価値を生み出すとの考えを示した。競争優位性として、約730億ドルのUSDC流通残高と34のブロックチェーンにおけるネイティブ対応を挙げた。こうした発言は、Visa、Mastercard、Stripe、ブラックロック、BNY、Coinbaseを含む140社超の支援を受けたOpen StandardがOpen USDを立ち上げ、管理手数料控除後の準備資産収益の分配に加え、手数料無料の発行・償還を提供し始めた中で出たものである。みずほやJPMorganを含むアナリストは、新たな収益分配モデルがCircleの利益率と準備資産収入を圧迫する可能性があると警告している。また、トークン化ドルの利用拡大に伴い、ステーブルコインが銀行預金から5000億ドルを流出させる可能性があると金融機関は別途警告している。

用語解説
  • OCC: Office of the Comptroller of the Currency、米国の全国銀行監督当局。
  • national trust bank: OCCの認可を受け、連邦監督下に置かれる信託機関。
  • reserve earnings: ステーブルコインの裏付け資産から生じる収益で、発行体、販売事業者、提携先の間で分配されることがある。