イランが対米覚書の義務停止、後に履行要求

カゼム・ガリババディ外務次官は、米国による違反と「攻撃的行動」を受けてテヘランが履行を停止したと述べ、その後、外務省報道官はイランの国益に沿うなら協議は進展し得るとした。

要約

イランは、米国による違反があったとして、米国との了解覚書に基づく自国の義務をすべて停止したと発表した。7月18日にISNAが伝えたカゼム・ガリババディ外務次官の発言によるものである。ガリババディ氏は、ワシントンが「攻撃的行動」によってイスラマバード覚書に基づく約束に違反し、交渉ではなくエスカレーションを選んだと述べた。その後、7月20日にOdailyが伝えた内容では、イラン外務省報道官が米国に対し覚書の履行を求め、条項は明確であり、イランの国益に沿う形であれば交渉は進展し得ると示唆した。市場は、米・イラン協議の再開が中東情勢の緊張やより広範なリスクセンチメントに与える示唆を注視している。

用語解説
  • 了解覚書: 共通の意思を示す正式な取り決めで、法的拘束力を持たないことが多い。
  • リスク資産: 不確実性や地政学的緊張が高まると、投資家にとって通常は魅力が低下する投資対象。
  • ISNA: ガリババディ氏の発言を伝えた、イランの半官半民通信であるイラン学生通信。