ONDOが9.96%下落、取引高は18.13%増

Ondo Financeのトークンは市場全体の軟調地合いを受けて下落した一方、プロトコルの預かり資産(TVL)は35億ドルを維持し、同社はトークン化証券と無期限先物の提供を拡大した。

ETH
SOL
ONDO

要約

ONDOは過去24時間で9.96%下落して0.3402ドルとなり、時価総額は16億5000万ドルに縮小した。一方、売りの局面で取引高は18.13%増の1億6480万ドルに達した。CoinMarketCapによると、この間の取引レンジは0.3383ドルから0.3826ドルで、完全希薄化後評価額は34億ドルとなった。 今回の下落により、週間で約2.52%の上昇分は打ち消され、ONDOは0.33ドル近辺のサポート水準に近づいた。流通供給量は総供給量100億ONDOのうち約48.6億ONDOで、Ondo Financeの預かり資産(TVL)は約35億ドルを維持し、プラットフォームの保有アドレス数は20万5500超となった。 こうした軟調さは、Ondo Financeが製品拡充を続ける中でも見られた。今月、同社はソラナ上でNVDAon、TSLAon、SPYonについて24時間365日の発行・償還に対応し、トークン化証券を拡充したほか、株式やコモディティに連動するOndo Perps(満期のない無期限先物)を立ち上げ、RWA GLOBAL INCと提携してトークン化された実物資産(RWA)へのアクセスを広げた。7月2日には、SEC(証券取引委員会)のカストディ枠組みの下で稼働する初のサードパーティーによるトークン化米証券だと同社が説明する商品を導入し、イーサリアム上でブラックロックのIVV ETFやマイクロン株を含めた。 エコシステムの成長とトークン価格の動きの乖離は、市場全体の環境が企業固有の材料を上回って影響していることを示唆する。主要発表後も価格下落が繰り返されていることは、市場の懐疑的な見方と個人投資家の熱意の乏しさを示しており、競争の激しい実物資産(RWA)分野で、トークンの値動きがプロトコルの進展に引き続き出遅れれば、Ondoは存在感を失うリスクがある。

用語解説
  • TVL: プロトコルに預け入れられた総価値
  • Ondo Perps: 満期のない無期限先物
  • RWA: オンチェーンでトークン化された実物資産