FIFA、2026年W杯の収入見通しを150億ドル超に引き上げ

FIFA、2026年W杯の収入見通しを150億ドル超に引き上げ

大会はFIFA史上最も収益性の高いものとなり、満員のスタジアム、米国での過去最高のテレビ視聴者数、旺盛なチケット需要が収入見通しの上振れを裏付けた。

要約

FIFAは、2026年ワールドカップが同団体史上最も財務的に成功した大会になったとし、2023〜2026年の商業サイクル全体の収入は、当初の約89億ドル、その後の大会単体で約110億ドルとの予測を経て、150億ドルを上回る見通しだと述べた。48チームへの拡大により試合数は64から104に増加し、幅広い需要を押し上げた。FIFAによれば、全211の加盟国・地域から5億件超のチケット申請があり、Football Benchmarkによるとグループステージのスタジアム稼働率は約99%に達した。需要は過去最高水準の価格にもかかわらず堅調で、FIFAはグループステージのチケットを最大575ドルで販売し、ダイナミックプライシングにより一時は1,000ドル超に押し上げられた。SeatGeekによれば、決勝の平均転売価格は1万2751ドルで、FIFAの転売プラットフォームでは1枚が230万ドルで出品された例もあった。大会は米国で過去最高の視聴実績も記録し、米国のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でのラウンド32勝利はFoxとTelemundo合計で2,400万人超を集め、メキシコのイングランド戦でのラウンド16敗退はTelemundoとPeacock合計で2,320万人に達した。ジャンニ・インファンティーノ会長は、2030年大会を64チームに拡大する可能性について加盟協会が協議していると述べており、アナリストは広告収入と放映権収入をさらに押し上げる可能性があるとみる一方、高額なチケット価格は続く公算が大きいとしている。

用語解説
  • ダイナミックプライシング: 需要や市場環境に応じてチケット価格をリアルタイムで調整する価格設定モデル。
  • 商業サイクル: スポンサーシップ、放映権、チケット販売など関連事業からの収入を計上する複数年の期間。
  • 転売プラットフォーム: ファンが購入済みのチケットを再販売できる公式マーケットプレイスで、通常は各取引に手数料が課される。