7月20日の表彰式で起きたやじは、米国、カナダ、メキシコが共催する48チーム制の2026年大会を巡る政治的緊張を浮き彫りにした。
トランプ大統領とFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は7月20日のワールドカップ優勝トロフィー授与式でブーイングを浴び、2026年大会の閉幕時に政治とサッカーの緊張が目に見える形で表面化した。今大会は48チームが参加する初のFIFAワールドカップで、米国、カナダ、メキシコの3カ国が共同開催した。2016年からFIFA会長を務めるインファンティーノ氏は、出場枠を32チームから48チームへ拡大したことを巡って批判にさらされてきた。本人は大会の包摂性を高める措置と位置付けたが、一部の批判派は放映権料やスポンサー収入の拡大を狙った動きとみなした。トランプ大統領の出席は、米国が主要開催国だったことに加え、同政権がワールドカップを米国のソフトパワーを示す舞台として活用していたため、いっそう重みを帯びた。