FIFA、2026年W杯の賞金総額を過去最高の8億7100万ドルに引き上げ

FIFAは48チーム参加の大会で支払額を拡大し、優勝チームには5100万ドル、準優勝チームには3400万ドルを支給する。ワールドカップ関連の取引もKalshiとPolymarketの大商いを後押ししている。

要約

FIFAは2026年ワールドカップの賞金配分を拡大し、48の出場チーム全体の賞金総額を過去最高の8億7100万ドルとした。優勝チームは5100万ドル、準優勝チームは3400万ドルを受け取る。出場を決めた全チームには最低でも900万〜1250万ドルが支給される見通しで、拡大された賞金総額はFIFA理事会が2025年12月に承認した6億5500万ドルから大幅な増額となる。追加された2億1600万ドルは、各国代表の準備費用と成績連動配分の強化に充てられる。増額の背景には、大会が32チームから48チームへ拡大したことがある。この変更により、試合数の増加、放映収入の拡大、スポンサー露出の拡大が見込まれる。決勝は7月19日にニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで開催予定である。 ワールドカップを巡る思惑は予測市場での取引も活発化させている。CFTC(商品先物取引委員会)の規制を受ける米国のプラットフォームKalshiは2026年6月の取引高が310億ドルを突破した。一方、ポリゴン上に構築された分散型プラットフォームのPolymarketは同月に108億ドルに達した。両者の合計取引高は、主にワールドカップ関連のベッティング契約がけん引したとされる。予測市場では、イベントの結果に連動する契約を売買できる。Polymarketは取引をオンチェーンで決済し、Kalshiは米国の規制枠組みの下で運営されている。

用語解説
  • 予測市場: 将来の出来事の結果に連動する契約をトレーダーが売買するプラットフォーム。
  • オンチェーン: 従来型の仲介者を介すのではなく、ブロックチェーンネットワーク上で記録・決済されること。
  • CFTC(商品先物取引委員会)の規制を受ける取引所: 米商品先物取引委員会の監督下にある取引市場。