
スタンダードチャータード銀行(香港)主導の事業は、認可段階から発行段階へ移行する可能性があり、OSL GroupとHashKey Exchangeが香港ドル連動トークンの流通を担う見通しである。
Anchorpoint Financial Limitedは2026年7月末にも、香港ドル連動ステーブルコイン「HKDAP」の立ち上げを発表する可能性がある。これは、香港で初期に認可を受けたステーブルコイン事業の1つが、規制承認の段階から実際の発行段階へ進む動きとなる。香港経済日報(HKEJ)は事情に詳しい関係者の話として、同事業はスタンダードチャータード銀行(香港)が主導し、OSL GroupとHashKey Exchangeが販売・流通を担う予定だと報じた。Anchorpointはこれに先立ち、2026年4月10日に香港金融管理局(HKMA)から、香港のステーブルコイン条例に基づく初期のステーブルコイン発行体ライセンスの1つを取得している。同プロジェクトは、B2B2Cモデルを用いた段階的な展開を計画していると説明しており、一方でHKMAの規則は、高品質な準備資産による裏付け、香港ドルとの額面での交換可能性、マネーロンダリング対策および顧客確認基準への準拠を求めている。HKDAPが参入するステーブルコイン市場は3,100億ドル超の規模があり、依然として米ドル連動トークンが支配的であることから、香港が仮想通貨取引以外でも規制下のデジタル資産決済・清算インフラの構築を進めていることが浮き彫りになる。