
今回の更新では、完全担保型のバイナリー結果契約と統合クロスマージンモデルが導入された。一方、サードパーティ開発者向けのメインネット全面開放は、初期のテストネット段階を経てもなお日程が決まっていない。
HyperliquidはHIP-4アップグレードをメインネットで開始し、許可不要の結果市場を支え、取引摩擦の低減を狙う完全担保型バイナリー結果契約の枠組みを導入した。この仕組みでは、デプロイヤーに50万HYPEの6カ月間ステーキングを求め、そのステークは不適切な決済があった場合にバリデーターのスラッシング対象となる。一方で、開始手数料と清算リスクを取り除く単一のクロスマージン口座の下で市場タイプを統合することも目指している。Hyperliquidはこれに先立ち、バリデーター承認済みテンプレートを用いた許可不要デプロイについて、まずテストネットで進める方針を示していたが、サードパーティ開発者向けのメインネット全面開放の時期はなお決まっていない。市場価格は現在、Hyperliquidが2026年12月31日までに100ドルへ到達する確率を29.5%と織り込んでおり、前日比ではやや上昇したものの、過去1週間では低下している。アップグレードへの期待が、品質管理やステーキングリスク、実行面への懸念によって抑制されていることを示唆している。