米小売りガソリン平均価格、供給不安で1ガロン4ドルに回復

AAAによると、全米のレギュラーガソリン平均価格は4ドルを上回った。米国とイランの緊張、紅海での脅威、黒海での攻撃、ガソリン在庫の減少が供給懸念を強めるなか、ブレント原油は7週間ぶりの高値を付けた。

要約

AAAによると、米国のレギュラーガソリン1ガロン当たり平均価格は月曜日に再び4ドルを上回り、地政学リスクの高まりと燃料供給の逼迫を受けて石油とガソリン価格が上昇するなか、2カ月ぶりの高値に達した。ブレント原油はその後、水曜日に約4%上昇して1バレル94.5ドルとなり、7週間ぶりの高値を付け、4営業日続伸となった。これは、米国が11日連続でイランに対する攻撃を実施し、トランプ大統領がイランとの早期協議を否定して、より広範な軍事行動の可能性を警告したことに加え、紅海の航行に対する脅威やカスピ海パイプライン・コンソーシアムのターミナルへの攻撃が世界の原油供給への懸念を強めたためである。業界統計によると、7月17日までの週の米ガソリン在庫は137.9万バレル減少した。燃料価格の上昇は米中間選挙を前に政治的に敏感な問題であり、輸送費や投入コストを押し上げることでインフレ圧力を強める可能性がある。

用語解説
  • ブレント原油: 世界の原油や石油製品の価格指標として広く使われる国際的な原油ベンチマーク。
  • バブ・エル・マンデブ海峡: イエメン近くに位置し、世界の原油タンカー輸送にとって重要な戦略的海上要衝。
  • カスピ海パイプライン・コンソーシアム: 黒海地域を経由してカザフスタン産原油を輸送する輸出ルートおよびターミナル網。