テンセント、SuperPlayを10億〜15億ドルで買収へ独占交渉

今回報じられた協議が実現すれば、テンセントの世界的なゲーム事業拡大が進む一方、Playtikaには2024年に買収したイスラエルのモバイルゲーム開発会社を売却する機会となる。

要約

テンセントは、Playtika傘下のイスラエルのモバイルゲーム開発会社SuperPlayの買収に向け、10億〜15億ドル規模で独占交渉を進めていると報じられている。2026年7月20日時点でテンセント、Playtikaのいずれも公には確認していないが、実現すればテンセントの世界的なゲーム資産に新たな案件が加わる一方、Playtikaは2024年に取得したスタジオを資金化できることになる。 Playtikaは2024年9月、SuperPlayを当初7億ドルで買収し、2027年までの業績次第で追加対価の支払いにより総取得額は19億5000万〜20億ドル程度に膨らむ可能性がある。今回報じられた価格帯で売却できれば、Playtikaは即時に現金を確保し、将来の支払い義務へのエクスポージャーを抑えられる一方、同社の成長寄与が大きい事業の一つを手放すことにもなる。 2018年創業のSuperPlayは、Dice DreamsやDomino Dreamsなど、カジュアルかつソーシャル性の高いボード・カード系モバイルゲームで知られる。今回の買収は、買収や出資を通じて海外でゲーム事業基盤を広げるテンセントの戦略にも合致する。

用語解説
  • アーンアウト支払い: 企業の将来業績に連動して支払われる追加の買収対価
  • 独占交渉: 同時点で1社の潜在的買い手とのみ行われる取引協議
  • カジュアルかつソーシャル性の高いボード・カード系モバイルゲーム: 幅広いユーザー層向けに設計され、シンプルなゲームプレーとソーシャルな相互作用を軸とするモバイルタイトル