ブリュッセルはEUのプラットフォーム規制に基づくこれまでで最大の制裁を科し、AliExpressが危険品や模倣品の抑止に失敗したと指摘し、10月20日までの行動計画提出を命じた。
欧州委員会は、AliExpressのマーケットプレイスで危険品や模倣品の販売への対処が不十分だったとして、5億5000万ユーロの制裁金を科した。これは欧州連合(EU)のデジタルサービス法(DSA)に基づく制裁としてはこれまでで最大である。この決定は、アリババ傘下の同プラットフォームが違法商品に関連するシステミックリスクの評価と軽減を十分に行っていないとした2025年6月の予備的認定を受けたものである。 欧州委員会の技術主権・安全保障・民主主義担当執行副委員長ヘンナ・ビルクネン氏は、模倣衣料品や安全でない玩具、危険な化粧品、そのほか違法かつ有害な商品の拡散は、AliExpressがDSA上の義務を順守していないことを示していると述べた。同氏は、同社は対応を講じる必要があり、規模の大きさは脆弱なリスク管理の言い訳にはならないとした。 AliExpressは、DSA発効以降、リスク評価や製品安全、消費者保護に多大な資源を投じてきたとした一方、この制裁金は不相応だと主張し、決定内容を精査したうえで対応策を検討していると述べた。欧州委員会によれば、この制裁は、予備判断を示し、AliExpressからシステム改善の確約を受け入れた少なくとも2025年6月までの行為を対象としている。AliExpressは現在、システミックリスクの評価と軽減に関する義務違反を是正するため、10月20日までに行動計画を提出しなければならない。 この案件は、DSAの下で大規模オンラインプラットフォームへの執行を強化するEUの広範な取り組みの一環である。欧州委員会によれば、Temuは数カ月前に同様の違反で2億ユーロの制裁金を科され、Xも昨年1億2000万ドルの制裁を受けた。