ブレント原油急騰、イラン絡みのホルムズ海峡混乱主張で

ブレント原油急騰、イラン絡みのホルムズ海峡混乱主張で

イラン革命防衛隊の声明とイランメディアの報道は、タンカー爆発や航行停止、ホルムズ海峡を閉鎖し続けるとの脅しに言及し、世界の主要な石油輸送の要衝を巡る懸念を強めた。

要約

ブレント原油は2026年7月20日、イラン革命防衛隊がホルムズ海峡付近で2隻のタンカーが爆発し航行不能になったと表明したことを受け、1バレル=91.40ドルまで上昇した。これに加え、イランメディアとPANewsが引用した関係筋は、同海峡の通航量がゼロに落ち込み、米国の敵対行為が続く限りイランは海峡を閉鎖し続けると主張した。革命防衛隊は、この状況下では海峡を通過する石油、ガス、化学肥料のいかなる輸送も安全ではないと警告した。一方、英海事貿易対策機関(UK Maritime Trade Operations)は、オマーンのムサンダム半島沖約15キロで船舶火災が発生したと報告し、乗組員は安全に退避してタグボートに救助されたとした。ブルームバーグは、タンカー「Cabo Maleas」がイランの標的になった可能性があると報じた。

用語解説
  • ブレント原油: 世界で広く用いられる原油価格の国際指標。
  • ホルムズ海峡: ペルシャ湾とオマーン湾の間に位置する狭い海峡で、世界の石油・ガス輸送にとって極めて重要な水路。
  • 英海事貿易対策機関: 商船向けに海上安全保障に関する更新情報を提供する英国海軍の情報共有・通報窓口。