米株の弱気賭けが過去最高、AIバブル懸念が拡大

米株の弱気賭けが過去最高、AIバブル懸念が拡大

米主要株価指数全体で空売り残高は複数年ぶりの高水準近辺にとどまり、NYSE上場株は6月下旬に過去最高の9.0%に達した。

ファクトチェック
S3 Partners LLCのデータを引用する複数の独立系メディアが、正確な数値(S&P 500の浮動株比で3.79%、Russell 3000で6.3%)を裏付けている。Yahoo FinanceとHedgeweekの記事はいずれも、これらの数値が過去最高水準であることを明示的に確認しており、AIバブルへの懐疑論という文脈や、S&P 500が3月下旬以降18%上昇した点も併せて伝えている。「AIバブル懸念の中で弱気賭けが記録的水準に達した」という構図は、この主張と正確に一致する。
要約

空売り投資家は米国株全体で異例の大規模な弱気ポジションを積み上げており、空売り残高はS&P500構成銘柄の浮動株比で約3.7%、ラッセル3000構成銘柄で約6.1%と、いずれも2010年以来の高水準近辺にある。The Kobeissi Letterによれば、NYSE上場株は6月下旬に過去最高の9.0%に達し、2008年の約5.0%、2020年の6.0%を上回った。高水準の空売りポジションは、AIバブルの可能性や過大な利益期待、市場集中の進行を巡る懸念がくすぶるなか、市場上昇の持続性に対する投資家の根強い懐疑を浮き彫りにしている。

用語解説
  • 空売り残高: 空売りされたままとなっている発行済み株式数。
  • 浮動株: 公開市場で売買可能な企業の株式。
  • S&P500: 米国の大型上場企業500社で構成される株価指数。