コインベースが構築したイーサリアムL2であるBaseは、Cobaltによってプロトコルレベルのスマートアカウント機能を導入するとしている。ネイティブなアカウント抽象化の推進はEIP-8130を軸に位置付けられ、dAppの利用簡素化、開発者採用、AIエージェント対応を狙う。
Baseは、2026年9月に予定する「Cobalt」と呼ばれるプロトコルアップグレードの準備を進めている。これにより、イーサリアムL2ネットワークにネイティブなアカウント抽象化を直接実装し、ERC-4337型のミドルウェアを、ガス代スポンサー、トランザクションのバッチ処理、セッションキーといった組み込み型のスマートアカウント機能に置き換える見通しである。Baseはまた、アカウント管理の簡素化と分散型アプリケーションとのやり取りの効率化を目指す広範な取り組みの一環として、EIP-8130を通じてこの構想を打ち出している。Cobaltは、2026年6月25日に稼働したBerylアップグレードに続くもので、BerylではB20ネイティブトークン標準の導入とETHの出金期間短縮(5日)が実施された。Baseによれば、開発者はノードを更新し、新たなRPCメソッドを有効化する必要がある。また、アップグレードにはコンセンサスと実行クライアントを統合した単一のノードバイナリが含まれる。Baseはこれらの変更を、自律型AIエージェントの支援やユーザーのオンボーディング容易化と結び付けている一方、市場ではこの動きが採用拡大や開発者活動の活性化につながるかが注視されている。2026年7月中旬時点で、Cobaltに関連する顕著な市場反応や新たなトークン発表は確認されていない。