CryptoRankのデータによれば、ベンチャー資金調達はなお偏在しており、案件数が限られる一方で大型案件への集中が続いている。投資家の活動ではコインベース・ベンチャーズが首位となり、DeFi(分散型金融)投資は2023年後半以来の四半期ベース最低水準に落ち込んだ。
仮想通貨分野のベンチャー資金調達は活発さを保ちながらも偏在が続いている。CryptoRankのデータによると、7月20日時点でスタートアップは約25件のラウンドを通じて約12億ドルを調達した。一方で、全体の案件活動は低調なままで、資金は少数の案件に集中した。CryptoRankの直近の投資家ランキングでは、コインベース・ベンチャーズが33件の投資と1件の主幹事案件で首位となり、アニモカ・ブランズが19件、a16z cryptoが18件、テザー(USDT)が17件で続いた。過去6カ月では、取引所、予測市場、決済、AIが最も多くの資金を集めた一方、DeFi(分散型金融)は約6億5400万ドルを調達したものの、四半期ベースでは2023年第4四半期以来の最低水準に低下し、2026年第2四半期のラウンド件数は2020年以来の低水準となった。これらの数字は、仮想通貨VC市場が広範に回復したというより、選別色を強めた状態にあることを示しており、既存の有力企業が引き続き資金の流れを左右している。