
Robinhood Chainの初動の勢いは開発者活動にも広がっている。Electric Capitalのダッシュボードでは、新ネットワークがローンチから2週間足らずでエコシステム順位の首位に立ったことが示された。
ユニスワップは7月10日、7月1日に公開メインネットを開始したL2ネットワーク「Robinhood Chain」で累計取引高が10億ドルを突破した。チェーンの初動の勢いはその後、取引高やユーザー増加から開発者活動にも広がっている。Electric Capitalのライブ版Developer Reportダッシュボードでは、Robinhood Chainが28日移動ベースのアクティブなオープンソース開発者数でブロックチェーンのエコシステム順位の首位に立った。AlchemyのCEO、Nikil Viswanathan氏も7月21日、Xへの投稿で同ネットワークが「ついに1位になった」と強調した。 新規ローンチされたネットワークとしては、Robinhood Chainの急成長は異例である。通常、開発者エコシステムの構築にははるかに長い時間を要する。同チェーンはアービトラムの技術を採用し、Ethereum Virtual Machineと完全互換であるため、開発者は既存のイーサリアム基盤アプリをゼロから再構築するのではなく、移植しやすい。RobinhoodはAlchemy、BitGo、チェーンリンク、ユニスワップなどの既存パートナーとともに立ち上がり、同社によれば38カ国で約2800万人の顧客を抱える。このため、開発者は成熟したインフラと大規模な潜在ユーザー基盤にアクセスできる。 これに先立つネットワークデータも、強い採用を示していた。Token Terminalによれば、ローンチ後最初の3週間、1日当たりのトランザクション数は700万件から1100万件の間で推移し、ブロック時間は100ミリ秒まで短縮した。またRobinhoodは、ネットワーク開始後最初の90日間、ユーザーのガス代を負担している。Johann Kerbrat氏は7月14日、同チェーンがすでに5250万件超のトランザクションを処理し、2週間足らずでアドレス数100万件に迫ったと述べた。Bernsteinが引用した調査によれば、預かり資産(TVL)は3億2300万ドルを超え、週間のDEX(分散型取引所)取引高は30億ドルを上回った。Robinhoodはブロックチェーン商品の提供地域も拡大しており、現地法に応じて約120カ国でStock Tokensを利用可能にしたほか、対象となる米国ユーザーはMorphoを通じてUSDGで約7%の利回りを得られる。Robinhood ChainがElectric Capitalの開発者順位で首位を維持できるかは、ダッシュボードが新たなコード貢献で迅速に更新されるため不透明である。ただ、その初動の上昇は、イーサリアム互換性、確立されたインフラ、大規模な個人投資家層を備えれば、伝統金融プラットフォームでも短期間で開発者を引き寄せられることを示唆している。