反トラスト訴訟で裁判所がパラマウント・スカイダンスによるワーナー買収を14日間停止、メディア大型再編に待った

カリフォルニア州の連邦裁判所は、12州による提訴を受け、総額約1110億ドルのメディア取引を一時差し止めた。映画とケーブルテレビの競争を巡る懸念から、州側はより長期の差し止めを求めており、8月3日に審理が開かれる。

要約

カリフォルニア州の連邦裁判所は、カリフォルニア州主導の12州による反トラスト訴訟を受け、パラマウントとワーナー・ブラザース・ディスカバリーに対し、提案中の合併を少なくとも14日間停止するよう命じた。各州は、総額約1110億ドルのこの取引が、劇場向け映画配給、大作映画の公開、ベーシックケーブルチャンネルのライセンスにおいて違法な市場集中をもたらすと主張している。一方、パラマウントは、この合併は競争を促進し、Netflixなどより大規模な配信競合と対抗するために必要だと主張している。今回の一時的差し止め命令により、仮差し止めを巡る8月3日の審理への道が開かれた。取引が9月30日までに完了しない場合、株主に対して1日当たり約700万ドルのティッキング・フィー支払いが発生する期限も迫っており、両社への圧力は強まっている。

用語解説
  • 一時的差し止め命令: 裁判官が紛争をさらに検討する間、ある行為を一時停止させる短期の裁判所命令。
  • 反トラスト: 企業結合や事業行為が市場競争を不当に弱めるかどうかを判断するための競争法。
  • 仮差し止め: 事件の最終判断が出る前に、より長期間にわたり取引を禁じることができる裁判所命令。