トランプ大統領がカナダ製品への追加50%関税を発動する布告に署名、対立が激化

8月19日の関税発動が迫る中、カナダはマーク・カーニー首相とドナルド・トランプ氏が通商協議の加速で一致したと表明した。一方、米国とメキシコによるUSMCA改定協議はカナダ不在のままメキシコ市で進んでいる。

要約

トランプ大統領による広範なカナダ製品への追加50%関税は、8月19日に発効する予定である。カナダのマーク・カーニー首相は、対立解消に向けてトランプ大統領と通商協議を加速させることで一致したと述べた。ホワイトハウスは、1930年関税法338条に基づく今回の布告は、約200億ドルのカナダからの輸入品を対象とし、米国の自動車、酒類、乳製品に対するカナダの差別的措置や、これまでの米関税への報復に対応するものだと説明した。同時に、米国とメキシコの交渉担当者は、カナダ不在のままメキシコ市でUSMCA改定に向けた3回目の二国間協議を開始しており、北米の通商政策における亀裂の拡大を浮き彫りにしている。

用語解説
  • 1930年関税法338条: 米国製品を差別していると見なされた国に対し、最大50%の懲罰的関税を課すことを認める米国の通商法上の規定。
  • 米国・メキシコ・カナダ協定: 米国、カナダ、メキシコの間の通商ルールを定める北米の通商協定。
  • 232条関税: 通商拡大法232条に基づき、国家安全保障上の理由で課される米国の輸入関税。