
米国債利回りの上昇や原油高に伴うインフレリスク、円安を背景に、日銀が市場予想より速いペースで金融引き締めに動くとの観測が強まり、利回りは2.74%近辺と1週間ぶりの高水準を付けた。
日本国債利回りは水曜日に上昇し、10年物国債利回りは東京市場の序盤で2ベーシスポイント上昇して2.725%となり、一時2.74%前後と1週間ぶりの高水準を付けた。背景には米国債利回りの上昇に加え、円安と燃料費上昇によってインフレが想定以上に高まれば、日本銀行が現在の市場予想より速いペースで利上げを進める可能性があるとの見方が広がったことがある。ロイターは日銀の考えに詳しい3人の関係者の話として、年2回の利上げという市場の支配的な見方より速く動く余地があるとみる当局者もいると報じた。一方で政策当局者の大勢は、利上げの時期は今後公表される経済・物価データ次第であるべきだとしている。投資家は財務省による40年物国債約3000億円の入札にも注目していたほか、日本の6月の貿易収支は輸入の伸びが輸出を上回り、再び赤字に転じた。