
日本政府が閣議決定した経済政策の枠組みは、2040年度までに官民で370兆円超の投資を見込み、オンチェーン金融を初めて後押しした。一方、財政や政策運営への懸念を背景に超長期国債利回りは上昇している。
高市早苗首相による初の閣議決定済み経済構想は、人工知能、半導体、宇宙などの戦略分野で2040年度までに官民合計370兆円超の投資を見込む一方、従来より財政再建色を和らげた内容となった。最終文書は、政府と日本銀行の政策連携を求める文言を維持しつつ、金融政策の決定における中央銀行の独立性を守る法的要請を示す脚注を追加した。さらに、トークン化預金とステーブルコインを活用するオンチェーン金融を明示的に支持し、ブロックチェーン上で決済と商流・物流データを結び付けることで、受発注管理、貿易実務、証券決済への活用可能性を示した。この構想は、日本の30年国債利回りが前週の3.7610%から3.9060%へ上昇する中で公表された。歳出拡大や追加的な国債発行の可能性が超長期債に一段の圧力をかけるとの投資家の懸念を映している。