フランスと米国の76人の予備データは年末までに得られる見通しで、Nectin-4を発現する進行固形がんで客観的奏効の初期兆候と良好な安全性プロファイルが示されている。
Innate Pharmaは、自社開発のNectin-4エキサテカン抗体薬物複合体(ADC)であるIPH4502を対象とした第1相試験「IPH4502-101」の用量漸増パートの登録を完了したと発表した。フランスと米国の76人から得られる予備データは年末までに示される見通しで、選択された腫瘍タイプにおける第1相の用量最適化の指針となる見込みである。非盲検、多施設共同試験では、尿路上皮がん、非小細胞肺がん、頭頸部扁平上皮がん、乳がん、卵巣がん、胃がん、食道がん、大腸がんを含む、Nectin-4の発現が確認されている進行固形がん患者を対象に、安全性、忍容性、予備的な抗腫瘍活性を評価している。Innateによると、IPH4502はこれまでのところ血液毒性が限定的で、良好な安全性プロファイルを示している。また、エンホルツマブ ベドチン投与後の尿路上皮がんの前治療歴が多い患者に加え、非小細胞肺がんや頭頸部扁平上皮がんでも客観的奏効が観察されたという。同社によれば、この候補薬は自社開発の抗Nectin-4抗体、遊離エキサテカンの血中放出を緩やかにするよう設計された安定リンカー、MMAEベースのADCで見られる一部の限界への対応を意図したエキサテカンのペイロードを組み合わせている。