フレイザーズ、ヒューゴ・ボス株を30.28%に引き上げ ドイツの買収提案義務の閾値に到達

英小売大手の保有比率は、プットオプションの行使を受けて上昇した。ヒューゴ・ボスの完全買収に向けた1株38ユーロ、総額約22億ドルの提案の期限まで残り1週間を切っている。

要約

フレイザーズは、先週のプットオプション行使を受けてドイツの高級アパレル企業ヒューゴ・ボスの3.69%に相当する株式を取得し、同社への出資比率が約30.28%に上昇したと発表した。この上昇により、英小売グループの保有比率はドイツの規則で公開買い付け義務が発生する30%の閾値を上回った。また、ヒューゴ・ボスの完全買収に向けた提案の期限まで1週間を切っている。フレイザーズは6月、1株38ユーロで同社を買収する提案を行い、企業価値を約20億ユーロ、約22億ドルと評価していた。ヒューゴ・ボスは、この提案は「財務的に不十分」だとして株主に拒否を促している。フレイザーズは、30.28%という比率には、すでに買収提案に応募された追加株式は含まれていないと説明した。

用語解説
  • 公開買い付け義務: 投資家が所定の保有比率の閾値を超えた後、全株主に対して行うことが求められる買い付け提案。
  • プットオプション: 保有者に、合意した条件で株式を売却する権利を与える契約。本件では、その行使によりフレイザーズによる株式取得につながった。
  • 応募された: 株主が、提示された条件に基づいて売却するため、買収提案に株式を差し入れること。